日本の過去の野外露出ビデオブームに旋風を巻き起こしたメーカーの一つ・・・いや代表格とも言えるのが「ナチュラルハイ」だろう。
野外露出ビデオは「人に見られそうで見られない」から「全裸を大勢の人に見られる」という過激なものへと変遷していった。
当然ながら、公然猥褻という点でどうなんだ?というグレーな部分で撮影・販売されていた。過激さを追求すればするほど、「黒」くなっていく。そしてそれは制作・販売の点でハイリスク・ハイリターンだったに違いない。
露出マニア以外の人にしてみれば、公然猥褻は迷惑極まりない。そしてそれを踏み代にして儲かってしまうという図式に(謎の)ストップがかかる。
通行人に顔モザイクがかかる。次に背景にモザイクがかかるという前代未聞のモザイクの使われ方をされる。モザイクを避ける為に、仕込み(仕掛人)にする。
工夫などが混迷しながら、思うような制作に限界があったのか、だんだん過激度は落ちていき新作のリリースは無くなっていった。
「ナチュラルハイ」は、ブームの初期から過激さの頂点まで極め、さらに衰退していくまでの一連の歴史をずっと駆け抜けたメーカーの一つである。その一連の歴史を垣間見ることができるのが当作品である。野外露出ビデオとしては伝説的シリーズ作品である「プチ露出」と「プチ裸出」の一部が収録されており、それを見る事ができるのは大きい。
ただし、過激さの頂点を極めたシーンは、カットされたりモザイクが追加されていたりする。
公共の場での着替え。当作品では「そこまでモザイクが必要なのか?」という部分まで背景モザイクが施された。
女性の着替えは、そうそう見られるものではない。完全個室だったり、覗けば犯罪になりかねないほど保護されている。だからこそ、公共の場で着替えさせる。しかも一旦全裸を経由させて。
好評だった、電車内での露出。電車内での全裸露出は、夢の一つ。
電車内で大勢の人に見られながらの露出は、当然ユーザーが熱望するシーン。メーカーとしては、一両を貸切状態にしてでもその映像を撮りたいところ。
「乗客の反応がおかしい」「できすぎ」という印象から、露出マニアの間で「仕込み(エキストラ)」疑惑でざわつく。オリジナル作品からモザイクが追加された当作品においても、背景モザイクを回避出来たシーンがる。それは暗に「フィクションでした」と言っているかようであるが、その絵を見られるのは有難い。
水着とも下着ともとれるような格好で商店街を歩く。
当時は肝心な部分がしっかり隠れていてつまらない、と思っていた。今思えば、たとえ水着だとしても過激であり大胆である。
着衣下着丸出し歩行。しっかりした着衣で下着を露出しているならば興奮できた。学生時代に流行ったとされる「茶巾」(スカートを捲り上げて上部で結んで固定する)プレイを実践。
伝説となった「プチ露出3 緑川さら」。時はVHSからDVDに変わろうとしていた時代。当該作品は、ビデオとDVD両方リリースされた。
着衣露出と全裸露出と、両方楽しめた。
子供用のおもちゃの乗り物に乗って、スタッフに引っ張られる謎のプレイ。
全裸でディルドをしゃぶっているという羞恥プレイ。通行人が何人も行き来する。
名シーン、電車内全裸オナニー。
初期のオリジナル作品では、背景モザイクは皆無だった。後の傑作選では「顔モザイクだけ」とか「背景全体」とかへとモザイクが追加された。
これも、野外露出ビデオマニアではお馴染みの名シーン。
人通りの多い道端で、隠れもしないで全裸を経由した着替えを行なう。一瞬全裸になるのがポイントだ。
電車での全裸は、比較的多く撮られた。人による壁を作っていた。
「プチ露出」から、一定の自主規制をアピールするかのように改めてシリーズ化された「プチ裸出」。
「プチ裸出」も、初期の頃は見応えがあった。
路面電車内で大胆露出行為。
「プチ裸出」シリーズで、徐々に過激さが落ちていく。そのおかげで!?シリーズ後半は、今も動画配信で見る事ができる。
たとえフィクション(作られたもの)だとしても、電車内でセックスという映像は見応えがある。しかも女性は全裸。
海外版もあった。
女性のふんどし。
過激と言えばそうだが、これで背景モザイク。
電車と同じように、定番のロケーションがコンビニ。
比較的撮影しやすく、見る側も日常感・公共性を認知しているのでウケが良かったというのもあってコンビニ露出はよくあるシーンだった。
「ナチュラルハイ」の野外露出ビデオの個人的な感想は「やってることは凄いがアップ撮りが多い」というものだった。「引き」が好きだった私には、注目していたメーカーだったが苦手でもあった。
また、「野外露出プレイで何で背景モザイクを入れるんだ!」とか「一番見たいシーンが無い!」とかが、どうにも我慢できない・見るほどストレスが溜まって仕方がない人には、当作品は向かないと思われる。とは言え、電車内露出プレイで背景モザイク無しの名場面が見れたりする点は見逃せない。
もう、ガチの野外露出ビデオはリリースされない。また、過激だった野外露出ビデオの再販も無いだろう。そして、時代は流れ動画の画質も急速に向上した。仮にオリジナル作品(ビデオとか)が手に入っても、原版がすでに低画質に見えてしまう。
現在、かつての過激露出ビデオを観賞するには、購入可否(買えなくなるかも?)の点でも画質(見るに耐える画質)の点でもギリギリのタイミングなのかもしれない。伝説の一部を手に入れる・目撃するチャンス。正規の購入法が無くなって、本当に「そして伝説へ」になるかもしれない。(一部の過激シーンは、すでに伝説へ)
しかし一連の歴史の全てが見られるわけではないとは言え、伝説的メーカー作品を低価格で11時間40分も収録されているのは、異次元にコスパが良い。
ナチュラルハイ10周年記念 ~過激露出作品集~+撮り下ろし(ナチュラルハイ)
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